2011年7月17日日曜日

ストーリー解析から分かる、人に好かれる方法

突然だが、あなたが耳を傾ける人はどのような人だろうか。

尊敬する人であったり、友人であったり、恋人であったり、
基本的に自分にとって重要だと思える人の話を聞くのではないだろうか?

当たり前のことかもしれないが、ある人の考えを変えられるのは、
その人にとって重要であり、好ましい人である。

そこで、ある社会の中で人に好かれるというのは影響力という点で
大変重要な意味を持つことになる。

私の専門の一つはストーリー解析なので、その観点から人に好かれる方法
を考えてみよう。

ストーリーにはその性質上好かれやすいキャラクターというのがいる。

分かりやすい例で言えばアンパンマン、悟空、ブラックジャックなど、
ある物語の主人公であり、敵を倒したり、問題を解決する役割を担っている
キャラクターである。
(これはストーリー解析ではGドライバーにあたる)

また、「宇宙兄弟」の主人公ムッタなど夢を叶えようとしている人や、
「マクロスF」のランカやシェリルのように愛を告白するキャラクターも
好かれる傾向にある。
(こちらはストーリー解析ではLドライバーにあたる)

キャラクターの好感度はストーリーだけで決まるわけではなく、
出番の回数や、性格、容姿なども大きく関係するが、ストーリー解析的に
言えば、上記のような役割を持つキャラクターが好かれやすい。

さて、ここまでの話は空想上のキャラクターについての話であるが、
実はストーリー解析的には空想上のストーリーと、現実にはほとんど差が無い。

そもそも人間の認識というものは記憶で成り立っており、
ある人がある人を認識する際には、その人の経験してきた数多くのストーリー
やエピソードを無意識に参照している。(脳の中では網様体賦活系にあたる)

つまり、ストーリー解析的に言えば、ある人に好かれるためには、
その人が経験してきたストーリーの中から見て好かれる役割にあるという
ことが大事になる。

ということは、好かれるということは「あなた」が相手から見てどういう役割と
認識されるかが大事だということだ。

このような視点で改めて、ストーリー上の役割を見ていくと、
人から好かれる事が多いのは、空想上と同じく

・敵を倒す人
・何かを解決する人
・夢を叶えようとする人
・愛を告白する人

ということである。スポーツ選手とか、医者とか、職業自体がそのような役割を
もっていることもあるが、そのような職業についている人はまれなので、
例えば、仕事上で起こってくる問題を解決してくれる人とか、悩みを解決してくれる人
とか、何か目標を持って頑張ってる人とか、告白する人などがありえる。

このように考えると上の例はまさに主人公という感じである。つまり、他の人にとって
あなたがストーリーの主人公であり、頼れる存在、輝いている存在ということだ。

また一方で、このことを逆に使って脇役になるという手もある。それはある人にとって
あなたが良きサポーターであるという役割を持つということである。
具体的には、

・敵を倒すのを手伝ってくれる人
・何かを解決するのを手伝ってくれる人
・夢を応援して支えてくれる人

である。(「愛を告白するのを手伝ってくれる人」は残念ながら友達としてしか好かれないであろう)
ただし、このような脇役というのは主人公に比べると好かれる度合いは低いだろう。

このようにストーリー解析的には、人に好かれるためには主人公的な役割であることが
望ましく、それが無理なら良き脇役の役割ということになる。

もし、あなたが人に好かれたいのであれば、このような役割に積極的に係わることが
重要である。特に何かを解決する人は小さなこと(例えば、何かを無くしたものを見つけるとか、
ゴミを拾うとか)でも良いし、愛の告白は単に何かを好きと表明するだけでも良い。
そのような些細なことであっても、その行為はある人の過去のストーリーを
通して好ましい人物として認識されるのである。

解決すべき問題などがある場合、それは好感度UPのための絶好のチャンスであるから、
すすんで問題を解決するのが良いだろう。また、好きなものは好きと表明することが
他の人から好かれるコツである。(ただし、引かれるようなものは別である)